北原照久監修 ロボットフィギュアコレクション

 2007年 4月セブンイレブン限定でサントリーのペットボトルにロボットのフィギュアが付いていました。

ROBOT FIGURE COLLECTION
監修:北原照久
横浜ブリキのおもちゃ博物館館長
「今や世界的なオークションにも出品されるブリキロボット。
特に日本製は評価も人気もとても高いのです。
この企画では、ブリキロボットの良さを存分に出し、さらにコレクターズアイテムとして魅力あるものを作りました。」

ブリキのおもちゃコレクターとして世界的に有名。
テレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士を務める。CMや講演会でも活躍中。

スモーキング・ロボット
SMOKING ROBOT

[実物の特徴]
動力:バッテリー
生産国:日本(1950年代)
メーカー:ヨネザワ
サイズ:H 300、W 160、D 105/mm
頭部を光らせ、腕を振って前進。立ち止まると目が光り、口から煙を吐く。


[北原照久のコメント]
ロボットのイメージに最も近いデザインでしょう。
僕も無骨なスタイル、人間のような雰囲気が好きです。


アトミック・ロボット・マン
ATOMIC ROBOT MAN

[実物の特徴]
動力:ゼンマイ
生産国:日本(1940年代)
メーカー:不明
サイズ:H 125、W 60、D 40/mm
足底のピンを交互に出して前進。
戦後の占領下で作られた Made in Occupied Japan として有名なブリキロボット。


[北原照久のコメント]
シンプルで素朴な作りでありながら、物足りなさを感じさせないロボット。
ホックのような耳がかわいらしい。


ミスター・アトミック
MR.ATOMIC

[実物の特徴]
動力:バッテリー
生産国:日本(1960年代)
メーカー:ヨネザワ
サイズ:H 225、W 175、D 155/mm
頭部に16個の豆電球を7色に点滅させて、足をバタバタと動かしながら前進。
生産数、現存数少なく希少な逸品。


[北原照久のコメント]
卵形でコンピューター内蔵のロボットは当時流行しましたが、僕の元にやってきて本当にうれしいと思う一体です。


マイティ・ロボット
MIGHTY ROBOT

[実物の特徴]
動力:バッテリー
生産国:日本(1960年代)
メーカー:ヨシヤ
サイズ:H 300、W 150、D 110/mm
頭部内で16個の歯車を回転させながら前進。
ノンストップアクション=壁などに当たると方向を転換する仕組み。


[北原照久のコメント]
頭部にプラスチックを使用し、カラフルな歯車の動きを楽しませてくれる。
メカニックな演出が楽しい。


ギア・ロボット
GEAR ROBOT

[実物の特徴]
動力:バッテリー
生産国:日本(1960年代)
メーカー:ホリカワ
サイズ:H 282、W 138、D 82/mm
胸のライトが光り歯車を回転させアンテナを動かしながら前進。
頭部のスイッチで2段階のスピード切り替えが可。


[北原照久のコメント]
速さのコントロールという操縦を、当時の子供たちは楽しんだに違いない。
大人の僕は飾るだけでもときめきます。


レーダー・ロボット
RADER ROBOT

[実物の特徴]
動力:バッテリー
生産国:日本(1950年代)
メーカー:野村トーイ
サイズ:H 225、W 70、D 100/mm
目とアンテナを点滅させながら前進。
頭部コイル状アンテナやパラボラアンテナ、手に持つスパナが特徴的。


[北原照久のコメント]
特徴的なアンテナは、子供の空想をおおいに広げたことでしょう。
手に持つスパナは働くロボットの象徴でしょう。