CSng 関数

CSng(expression)

指定された式をバリアント型 (内部処理形式が単精度浮動小数点数型 (Single) の Variant) に変換して返します。

引数

expression
任意の式を指定します。

解説

ある操作結果を既定のデータ型ではなく特定のデータ型として表す必要がある場合には、通常、内部処理形式変換関数を使ってコードを記述します。CSng 関数を使うと、通常、通貨型 (Currency) または整数型 (Integer) を使う計算の中で、単精度浮動小数点数型の数値を使用できます。

ほかのデータ型から単精度浮動小数点数型の内部処理形式に変換するときは、ロケールを基に変換を行う CSng 関数を使います。システムのロケールの設定に従って、その国で使われている小数点記号や桁区切りの記号が正しく処理されます。

引数 expression に単精度浮動小数点数型の許容範囲を超える値が指定された場合、エラーが発生します。

使用例

次のコードは、CSng 関数を使って値を単精度浮動小数点数型 (Single) に変換する例です。

Dim MyDouble1, MyDouble2, MySingle1, MySingle2
'MyDouble1 と MyDouble2 は、倍精度浮動小数点数型 (Double) です。
MyDouble1 = 75.3421115
MyDouble2 = 75.3421555
MySingle1 = CSng(MyDouble1)                        'MySingle1 は、75.34211 です。
MySingle2 = CSng(MyDouble2)                        'MySingle2 は、75.34216 です。
              

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